アクリルガター法での巻き爪治療のメリットや費用
巻き爪治療にはいろいろありますがメジャーな治療方法にアクリルガター法(アクリル固定ガター法)、ワイヤーを使用するVHO式と言う方法があります。
今までは巻き爪が重度になり陥入爪まで進むと爪を手術で切除し、治療すると言う方法が一般的となっていました。しかしVHO式の登場により、爪を切除しなくても巻き爪の治療ができるようになりました。アクリルガター法もその一種となっています。
どんな巻き爪治療なのか知りたいと言う方にアクリルガター法を詳しく紹介していきます。
アクリルガター法のメリット、費用は?
VHO式では爪の左右にフックを引っ掛けてワイヤーを巻き上げて矯正しています。内側へ曲がっている爪でも矯正しやすいと言う特徴があります。アクリルガター法ではチューブ(アクリル樹脂)を挟み、巻きが酷くなるのを抑えています。
アクリル樹脂には透明性に優れており目立たない、耐久性に優れており長持ちすると言う特徴があります。治療中に外れてしまうと言う心配も少ないです。
アクリル樹脂は女性が爪のオシャレに用いるジェルネイルにも良く使用されているもので、安全性にも優れており、巻き爪治療に使用しても安心です。チューブを挟んだ後は今までの痛みが緩和していきます。
チューブを挟む時は麻酔を行うため、治療中の痛みは殆ど感じないので安心してください。施術時間は1時間程度かかります。
VHO式による巻き爪治療は保険が使えないため、全額自己負担となりますが、アクリルガター法は保険が使えるため、治療費は病院によっても違いがありますが8000円程度と安くなっています。
アクリルガター法やったけど治らん
— うーめろ (@yumefukase_A515) April 23, 2018
まあとにかく、その 「麻酔もメスもなし」 っていう 『アクリルガター法』 をやってくれる病院に行ってみる。しかしそこの説明と他の病院の説明が異なってるんだよなー>アクリルガター法。なんか不安だなー
— きく (@MA510KIK) July 22, 2011
アクリルガター法の注意点は
アクリルガター法ではまずは局所麻酔を行います。全身麻酔ではありませんので身体への負担は小さいです。しかし麻酔する時に痛みが発生することがありますが、病院やクリニックによっては細い注射針を使用し、ゆっくり注入しているために大きな痛みはありません。
巻き爪の症状が進むと爪の端に赤い突起が出来ることがあります。巻き爪により付いた傷に細菌などが侵入し炎症が起こります。細菌が侵入すると人が本来持っている免疫力が働き、細菌を攻撃します。
攻撃した後には化膿が起こり、膿となりますが身体にとっては不要な物質です。その不要な物質を除去しようとして出来た赤い突起が肉芽腫です。アクリルガター法ではこの肉芽腫を治療する目的で用いられることが多いです。
症状によってはそのまま治癒することがありますが、他の巻き爪治療の前に行われることが多くなっています。外れた時は病院やクリニックに来院しないといけないと言った点にも注意が必要です。
アクリルガター法は不向きな場合もある
アクリルガター法は肉芽腫を治療する目的で行うと言った関係上、重度な巻き爪に悩まされている方に向いています。肉芽腫が治り次第、他の巻き爪治療を行い、完治を目指していきます。
保険を使って巻き爪を治したいと言う方、日常生活に悪影響が出ると困る方、目立たずに巻き爪治療を行いたいと言う方にも向いています。
ただし巻きが大きい場合は向かないことがあります。完治までに期間が掛かるために急ぎで治したいと言う方も向かないです。
病院やクリニックではVHO式やアクリルガター法の他にも巻き爪治療を用意していることが多いです。どの巻き爪治療が良いのか分からない時は医師と良く相談して決めて下さい。